副鼻腔炎の手術記録

2020年6月、副鼻腔炎の手術を受けました。その記録です。

手術延期…

手術の1週間前の診察。

いよいよ来週ですね!

風邪をひかないように気をつけて下さい!

と言われて、はあーいよいよかとドキドキしていたけど、その2日後、先生から電話がきて、新型コロナウイルスの影響で、耳鼻咽喉科の手術を延期にしなければいけなくなったと連絡がありました。

それまでに、Twitterでそうなっているという情報は見て知っていたので、驚きはしなかったが、ちょっと安心しました。

私が無症状のコロナ患者で、先生や看護師さんに移したら…という心配もあったし、逆に

術後すぐに自分がコロナ にかかったらどうなるんだろうという心配もあったし。 延期になった手術は、6月1日になりました。

初回診察から手術決定まで…

とりあえず、もらった薬を飲んで様子見です。

薬はジェニナックです。

右の鼻奥がドクドクと圧迫されるような感じや、歯茎痛、なんか左も痛くなってきました。

ジェニナック4日飲んでも、あんまり効果を感じない。

じっと安静にしてれば痛みはひくけど、家事したり自転車漕いで出かけたりすると、歯茎や頬がズキズキしてくる。冷やさないとしんどい。

ジェニナック 1週間、クラリスロマイシン朝晩2週間飲んで、再びCT撮ってみたけど、全く変化なしでした。痛みは多少減った気はしていたけど。 そして、やはり手術を勧められました。 この時点で3月上旬。

けれど、コロナ が広がってる時期でもあったし、なにより手術が怖すぎて、決心がつかず、手術の予約をしぶっていたら、また顔面痛や歯茎痛がぶり返してきて、もう諦めて手術の予約をしました。 1か月後の4月中旬。

この頃、また痛みが強くなって、クラリスロマイシンからメイアクトに薬が変わりました。 が、全く効かない。 ジェニナック の方がまだ効果あった気がする。

   1週間メイアクトを飲んで、またクラリス ロマイシンに戻りました。   もう効き目は感じなくて、とりあえず手術まで耐えるような形になってました。

耳鼻咽喉科へ…

歯医者さんへ行ってから4日後、耳鼻咽喉科に行きました。

歯茎が痛くて歯医者さんへ行ったが歯に原因はなく、耳鼻科に行ってみたほうが良いと言われたから来ました。と事情を話しました。

とりあえず、鼻を診る先生。

しかし、鼻水も鼻詰まりもなく、前から見るには分からないとの事で、CTを撮る事になりました。CT設備ありの医院だったので、スムーズに検査できて良かったです。

そして……

CT結果を見ながら先生に説明してもらいましたが、右の上顎洞に膿がギッシリ溜まっていました。

素人の私が見ても、ギッシリ溜まっているのがわかりました。真っ白でした。左側もギッシリまではいかないが、溜まってて粘膜も腫れているとの事。 この時点ですでに重症でした。11月にもここでCTを撮っているけれど、その時のと比べても、なにやら今回は状況が良くなさそうだと。 手術を考えてもいいかもしれません、と、もうこの日に言われました。 が、いやいや、んな大袈裟な、手術って‼︎ みたいな感じで、この時は全くもって、手術をしようなんて思いませんでした。 とりあえず、強めの抗生物質、去痰材、アレルギー薬をもらって帰りました。

鼻なのかな…

歯に異常はないと言われ、ふに落ちないまま帰ってきて、とりあえずもらった抗生物質を飲むことに。

たいした効き目もなく、次の日も右頬を冷やして安静にしていました。

痛みの原因が分からなく不安でしたが、なんとなく、少しずつ、鼻に違和感を感じるようになってきました。

鼻詰まりや鼻水はないのに、鼻の奥でプクプクと圧が変わるような音がしてきました。この症状はこの時初めて起きたわけではなく、子どもの頃から鼻が詰まってるときにある症状です。

あれ、今鼻詰まりないのに、プクプクするなぁ。変だな。と思いました。

やっぱり鼻なのかな…、5〜6年前から、風邪をひいて耳鼻科に行くたびに副鼻腔炎になっていますね、とは言われ続けていたことが頭によぎります。

症状が軽くなれば耳鼻科には行かなくなり、また風邪をひいたらその時だけ耳鼻科へ行く。ここ数年はそんなことを繰り返すしていました。

やっぱり鼻なのかな?

そういえば、もういつからかは覚えてないけど、喉に痰?みたいなのがずっと流れてるよな…、最近はほぼ毎日、朝起きたら喉に膿栓が出来てたな…。喉もほぼ毎日痛いし。けど、鼻詰まりや鼻水はないし…。

ぐるぐると頭の中で色んな考えが巡り、うん、耳鼻科に行こう‼︎となり、歯医者さんへ行ってから4日後に耳鼻科へ行きました。

5〜6年前から通っていた耳鼻科は、すごく混んでて3時間待ちとかはザラで、しかも通院回数がめちゃめちゃ多くて嫌だなぁと思っていたから、11月に喉風邪をこじらした時に初めて行ってみた別の耳鼻科に行く事にしました。

事の発端…

始まりは、2020年2月8日。

この2日前の5日に、マイコプラズマ肺炎で入院していた次男が退院して、やっと落ち着いた日常が戻ってきたな〜と思っていたところ、なんとなーく右の上奥歯の歯茎がズキズキ、ムズムズしてきました。

この場所は、歯科的に普段から要注意箇所で、ぷっくり腫れて出血しやすく、丁寧に磨きましょう!と、かかりつけの歯医者さんでよく言われているところなので、「あ〜、また歯茎の調子悪くなってきたかな〜。」くらいにしか思っていませんでした。

こういう時は、だいたい2〜3日、念入りに歯を磨き、フロスをして、ケアポリスを塗り込んでおけば落ち着くので、この日もそうして様子を見ていました。

次の日、また次の日。

同じように歯のケアを続けても一向に良くなる気配がないどころが、痛みが増していきます。

アイスノンで冷やさないといられないくらいの痛みに変わってきて、さすがにおかしい!明日はまた祝日で休みだし、歯医者さんに行くなら今日しかない!と思い、電話をして、急遽夕方に予約を入れてもらいました。 そして、夕方歯医者さんへ。 事情を説明して診てもらうが、どうやら歯や歯茎には異常がなさそう。すこーーし歯茎に赤みがあるけれど、このくらいでそんなに痛くはならないだろう、と。 そこで先生から、副鼻腔炎かもしれないね。鼻詰まりとかある?と聞かれました。 いや、全然全く、鼻詰まりのはの字もありません。と答えるくらい、鼻になんの自覚症状もありませんでした。 先生も、う〜んそうかぁ〜。と困り顔。 とりあえず、抗生物質出すから、様子見てみて、と言われ、私は絶対歯が原因だと思っていたから、ふに落ちないまま薬をもらい帰宅しました。 このときの自分の予想では、痛みのある場所の歯茎の根っこで歯周病菌が増えて膿んでるんじゃないかと思ってました。それほど、本当に歯茎が痛かったのです。けど、ひとつだけ疑問はありました。こんなに歯茎が痛いのに、血が全く出ないなぁと。いつも歯茎の痛みがあれば、出血もあるのにおかしいなぁ…と。

まず初めに…

私は、2020年6月に、副鼻腔炎の手術を受けました。

開業医の耳鼻咽喉科にて、日帰り局所麻酔でした。

先生から手術を勧められた時から、ネットで体験談を読み漁り、とても辛い手術である事は把握できていましたが、実際体験してみると、それはもう想像を絶する恐怖体験となりました。

私の人生30数年ですが、ダントツ1位の恐怖体験となりました。

この経験を残しておきたいという思いで、ブログを開設しました。